「絶対に失敗したくない」家庭内別居のやり方を検討・準備・開始後の観点で徹底解説

この記事で寄り添うお悩み

  • 家庭内別居を始める前に検討することってあるの?
  • どうせ家庭内別居をするならしっかり準備をしたい
  • 家庭内別居を始めてから気をつけることも教えてほしい

離婚に踏み出すには勇気がいるからこそ湧き上がる「家庭内別居」という選択肢。

仲の良くない夫婦にとって、状況の改善が見込めるかを判断するための頼みの綱と言っても過言ではないでしょう。

とはいえ、家庭内別居をするにしても、「何を検討すべきか分からない」「どうやって進めたらいいの?」と悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、家庭内別居を考え始めた方に向けて、「検討編」「準備編」「開始編」の3つのポイントで詳しく解説していきます。

余計なストレスを増やさないために、ポイントをおさえておきましょう。

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

家庭内別居のやり方【検討編】

ここでご紹介する3つの検討事項に当てはまる夫婦は、家庭内別居は一つの選択肢になるかもしれません。

家庭内別居をするかどうかで迷っている方は、まずはチェックしておきましょう。

  1. パートナーと顔をあわせて生活するのがつらい
  2. 経済的に離婚するのは難しい
  3. まだやり直したいという気持ちがある

家庭内別居の検討事項①:パートナーと顔をあわせて生活するのがつらい

パートナーと顔をあわせるたびに口論になるなら、少し距離をおくべきなのかもしれません。

今までは気にならなかった小さなことに腹が立つようになった場合は、夫婦という関係に疲れてしまったからでしょう。

夫婦と言えど他人なので、相手に自分の価値観を完全に理解してもらうことはできないものです。

しかし価値観の相違が立て続けに起これば、嫌な気持ちになってしまうのも仕方ありませんよね。

一度家庭内別居をすることで、相手が自分にとってどんな存在なのかに気づくことがあるかもしれません。

家庭内別居の検討事項②:経済的に離婚するのは難しい

どちらかが仕事をしないで家庭に入っている場合、離婚をするのが難しいというケースもあるでしょう。

共働きをしていても、子供の養育費を払うために夫婦の力をあわせる場面はたくさんあります。

さらに、別居をするよりも2人で住んだ方が、家賃や光熱費をおさえられるのは既に分かっていることです。

経済面で考えれば、一緒に生活をしていた方が効率の良いことは多いでしょう。

そんなときには離婚という選択肢をとるよりも、家庭内別居という形で別々の生活をしながらも、経済面だけは支え合うという生活スタイルも賢い手と言えるかもしれません。

家庭内別居の検討事項③:まだやり直したいという気持ちがある

一緒にいてもうまくいかないとは言え、まだ情は残っているという方もいるでしょう。

昔のように仲良かった頃に戻ってやり直したいという気持ちが捨てきれず、それでも相手との関わり方が分からなくなってしまったなら、一度距離を置いてみると好転するケースもあります。

毎日顔をあわせて会話をしなくてはいけないと思うから、気持ちの整理をつけられず、感情が前のめりになってしまっているのかもしれません。

早まって離婚を決断し後悔する可能性が少しでもあるなら、家庭内別居という選択肢を持っておいて損はないでしょう。

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家庭内別居のやり方【準備編】

家庭内別居は突然始めるのではなく、事前の準備がとても大切です。

いくら家庭内であっても別居となるので、冷静になるきっかけとなることもあれば一人になりたいという思いを加速させる場合もあります。

成り行きで家庭内別居をするのではなく、しっかり準備をすることで「二人が望む夫婦の関係」に近づけていきましょう。

特におさえておきたい準備は、下記の7つです。

  1. 目的を共有する
  2. 世間体を考える
  3. 収入源を確保する
  4. 勝手に始めない
  5. 子供に話すかを決める
  6. 両親に報告するか決める
  7. 決め事を設定する

家庭内別居の準備①:目的を共有する

家庭内別居を始める前に、必ず夫婦で目的を共有しましょう。

  • なぜ家庭内別居をするのか
  • 家庭内別居をすることでどうなりたいのか
  • お互いの目指す方向性は合っているのか

少なくとも相手の考えを知らないと、夫婦間のすれ違いは広がる一方です。

すでに二人の関係が悪くなってしまっている場合には、前向きに家庭内別居をしたいと伝えることから始めて大丈夫ですよ。お互いに歩み寄るためのきっかけになるかもしれません。

順を追って話し合いを重ね、最終的には目的を共有するようにしましょう。

家庭内別居の準備②:世間体を考える

近所間で交友がある場合は、夫婦の違和感に気づかれる可能性を想定しておく必要があります。

一人で出かける機会が増えたり、一緒にいてもその関わり方に距離が生まれていたりすると、気づかれるのは時間の問題です。

それでも家庭内別居を選ぶのか、世間体を気にして一旦やめるのかは、2人の意見をすり合わせておきましょう。

意見に相違があるままだと、家庭内別居もうまく進まないことが考えられます。

家庭内別居の準備③:収入源を確保する

特に主婦の方は、収入源の心配をしておかなければいけません。

「しばらく距離をとって夫婦関係について考えよう」という目的で家庭内別居をスタートさせたとしても、結果的に本格的な別居や離婚へと向かう可能性も十分にありえるのです。

一人になってからお金の心配をすると、働きづめの生活を強いられたり、したくもない借金をすることになりかねません。

常に最悪のケースを想定して動いていきましょう。

家庭内別居の準備④:勝手に始めない

意外に多いのが、勝手に家庭内別居を始めようとするケースです。

独りよがりで始めてしまうと、お互いの想いに大きな乖離が生まれ、すれ違いが加速してしまいます。

距離を置くことで相手に自分の気持ちを察して欲しいと思ってしまうかもしれませんが、その身勝手さが二人の関係をより悪化させるのです。

これから家庭内別居を始めようと思っている方は、必ず相談してからスタートするようにしましょう。

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家庭内別居の準備⑤:子供に話すかを決める

家庭内別居をして両親の間に距離が生まれることは、少なからず子供に影響を与えます。

暴言が日常的に聞こえる状態なら離れたほうがいいでしょうし、子供の前では仲の悪さを隠せていたなら離れることで余計な心配をかける場合もあります。

なので、子供に伝えたほうがいいかどうかは夫婦の状態によるのです。

二人の都合で家庭内別居をするのですから、子供には最大限の配慮をしていきましょう。

家庭内別居の準備⑥:両親への報告有無を決める

二人の結婚を後押ししてくれた両親へ報告するかも、決めておくとスッキリします。

両親の家が近くて来てもらったり、年末年始で顔を出したり、家族の不調などで助けを借りたりする場面はどの夫婦にもあるものです。

両親への報告をせずに、あるとき家庭内別居を知ってしまった両親は動揺してしまうでしょう。

出来れば伝えておく方が、協力も得やすいですよ。

家庭内別居の準備⑦:決め事を設定する

家庭内別居をする際に最も大切なことは、決め事を設定することです。

何も決めずに家庭内別居を始めると、同じ場所にいるのに声をかけないだけの嫌な環境を作り上げてしまいます。

家庭内別居は通過点のはずですから、快適さに加え、二人にとっての明るい未来につなげることが大切です。

例えば、

  • 共有部分の使用方法
  • 子供への対応
  • 将来への姿勢

を決めておくといいでしょう。

お互いが今よりもストレスを感じずに共同生活をするために、しっかり話し合って決め事を設定しておくことをおすすめします。

家庭内別居で抑えておくべきルールでも詳しく解説していますので、参考にしてください。

【必見】家庭内別居で決めるべき12のルールと抑えるべき3つのポイント

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家庭内別居のやり方【開始編】

家庭内別居が始まると簡単には後に引けなくなるものです。

決めたことを見直しながら、家庭内別居をうまく進めていきましょう。

  1. 目的に近づいているかを意識する
  2. 決め事が出来ているかチェックする
  3. 財産分与について調べておく

目的に近づいているかを意識する

準備編にてお伝えしましたが、家庭内別居は「目的」がとても大切です。

家庭内別居になったからと言って日々の忙しさや考えることが減るわけではありません。目まぐるしく過ごしているうちに、夫婦の問題に目を向けられなくなることは十分あり得ます。

なので、定期的に意識することで、目的を見失わずに家庭内別居を進めることができるのです。

目的から反れているのであれば、二人で話し合う時間を設けるようにしましょう。

決め事が出来ているかチェックする

目的と近いですが、決め事も出来ているかチェックしておくと安心です。

二人ともが必要ないと判断したものはいいですが、どちらか一方が守れていないと不信感につながり、家庭内別居が成立しなくなります。

出来ているかを確認するとともに、そもそも出来なさそうな事は設定しないのがコツかもしれません。

決め事があなたの足枷にならないよう注意しながら、家庭内別居を推進するようにしましょう。

財産分与について調べておく

家庭内別居を始めたら、「財産分与」について調べておくことをおすすめしています。

財産分与とは

結婚中に二人で作り上げた財産を分けること

対象となるのは、現金や不動産、車、家具、年金、退職金などの、結婚をした後に得た財産全般です。

例えばDVや不倫が原因で離婚になった場合は、財産分与が適応されないことがあります。

ただし、家庭内別居をしているときには一般的な流れでスムーズに話が進まないケースがあるのです。

不安なことでいっぱいかもしれませんが、損をしないように財産分与についても調べておくようにしましょう。

家庭内別居のやり方で悩んだら

別居と比べて家庭内別居の方が簡単そうに感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

同じ家に住む以上、顔を合わせることは避けられないですし、決め事が守れていないと不満を感じる機会も多いのです。

  • 家庭内別居のやり方で悩んでいる
  • どうしても相手と目的の共有ができない
  • 家庭内別居を開始したけど、相手が決め事を守らない

このような方は、一人で抱え込まずに当オフィスまでご相談ください。

15年に渡り夫婦間のトラブルを解決してきた経験から、法的な観点も含めて寄り添った対応をさせていただきます。

「面談の予約をしたい」と仰ってください。

面談には初回費用が掛かりますが、コミュニケーションを取りながら、万を超えるケースをみてきた、あなたに沿った本質的な問題解決アプローチのお話をさせていただきます。

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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

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