この記事で寄り添うお悩み
- 夫婦仲が悪い男性・女性の特徴は?
- 夫婦仲の悪さが子どもに及ぼす影響って?
- 夫婦仲を改善する方法を教えてほしい
「最近妻の機嫌が悪い…」
「夫がよそよそしい気がする…」
新婚当初は誰もが羨む仲良しカップルでも、時と共に夫婦仲の悪い状態になっていくことってありますよね。
しかし機嫌が悪いだけなのか、夫婦仲が悪化しているのかは判断しにくいもの。
夫婦仲の悪さは改善できるのかも気になるところです。
そこで本記事では、夫婦仲が悪い男性・女性の特徴や夫婦仲の悪さが子供に及ぼす影響、夫婦仲を改善する方法を紹介いたします。
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夫婦仲が悪い女性の特徴
夫婦間に溝を生みやすい人には必ず特徴があります。
まずは夫婦仲が悪い女性の特徴から見ていきましょう。
男性の場合は妻と、女性の場合は自分と照らし合わせてみることで、夫婦仲を悪化させてしまいやすいのかが分かりますよ。
夫と最低限の会話しかしない
夫婦仲を悪くしやすい女性の特徴として、「最低限の会話しかしない」があります。
夫婦といえど元々は他人ですから、話をしないと分からない場合が多く二人の距離は縮まらないからです。
夫以外とはよく話すのに、夫に対しては「はい」「分かった」のような最低限の返事しかしないなら、正常な人間関係が築けているとは言えませんよね。
会話が著しく少ないなら、夫婦仲は非常に悪化している状態と言えるでしょう。
※物静かな夫に合わせている場合など例外はありますので、改めて会話の様子を思い出してみると良いですよ。
家事や育児が行き届いていない
「家事や育児が行き届いていない」場合も夫婦仲は悪くなる傾向にあります。
夫は疲れた体を癒したいのに家が整理整頓されていないと不満を覚えるからです。
仕事から帰宅すると家の中がグチャグチャで、子どもも泣いたまま放置しているような場合、息つくどころかまた新しい仕事が舞い込んできたような状態に。
同様に、子どものしつけが行き届いていない場合も妻への不満につながります。
家のことに手が回っていないなら、夫婦仲は悪化しやすいと言えるでしょう。
いつも不機嫌
いつも不機嫌な妻とは夫婦仲が悪くなると断言できます。
周りにネガティブな人がいると、自分の気分も下がりやすいのが人間の特徴だからです。
いくら大切な妻だろうと、四六時中不機嫌を撒き散らされると嫌になってしまうもの。八つ当たりや愚痴も同様です。
ネガティブな感情を爆発させるのは、相手に依存しているからだと言われています。つまり妻は夫に甘えているのです。
一方的に甘えられることが好きなら受け入れられるかもしれませんが、そうでなければうんざりしてしまうでしょう。
子どもにべったり
子どもを大切にするのは非常に良いですが、べったりしすぎているなら夫婦仲を悪くさせやすいです。
自分ではなく子どもにだけ愛情を向けていると感じるからですね。
好きだから一緒にいるだけでなく、夫婦仲が悪い状態を隠そうとして子どもに逃げているケースもあります。
夫には近寄らず子どもにばかり構っているなら、夫婦仲が悪いせいかもしれません。
夫婦仲が悪い男性の特徴
夫婦仲の良し悪しは、女性だけでなく男性が影響してる場合ももちろんあります。
夫婦仲が悪い男性の特徴についても見てみましょう。
家事や育児をしない
家の中で家事や育児をしない夫は、妻をないがしろにしているように感じられます。
昔とは変わり、家のことは二人でやるものという流れが一般化してきたからというのもあるでしょう。
多少家事や育児を「手伝って」満足している姿も、妻の怒りを買う原因に。
夫が仕事を盾にして家事や育児をしないと、夫婦仲はどんどん険悪になるでしょう。
妻に命令する
「子どもを泣き止ませろ」「窓枠が汚れてる」のように、妻に対して命令する態度を取る夫は妻から嫌われる傾向にあります。
家は会社ではありませんし、夫婦に上下関係はないはずです。
それなのに当たり前のように夫が妻に命令するなら、嫌悪の対象になってしまいます。
会社でも、同僚と思っていた人間から命令されたら気が滅入りますよね。
それと同じで、妻に対して上から見下す夫もまた嫌われてしまうのです。
妻や子どもより両親を優先する
目の前の家族よりも両親を優先する夫は愛想を尽かされがちです。
妻や子どもからすれば、自分たちを守ってくれるはずの存在が夫であり父のはず。
ところがそんな夫が自分の両親を優先するなら、理想の夫像が崩れて幻滅してしまうのです。
両親には両親の家庭があり、夫はすでにその家庭から抜けた人のはずです。
自分で作った新しい家庭を優先しない態度に憎しみを感じる妻は多いものでしょう。
善意を押し付ける
誕生日のプレゼントやサプライズの料理など良かれと思って善意を押し付ける夫は、夫婦間にヒビを入れてしまいがちです。
付き合っている間なら嬉しいものですが、家族になれば多少話は変わってきます。
そのプレゼントは一体いくらしたの?私の趣味と合わないよ?洗い物は誰がするの?残っても冷蔵庫に入りきらないよ?など、何も考えてないと思われてしまうでしょう。
夫婦間のホウレンソウができていないばかりに、妻の怒りを買ってしまうのです。
夫婦仲の悪さが及ぼす子供への影響
夫婦仲が悪くても当人同士で納得できれば済むものではありません。
最大の問題は、夫婦仲の悪さが子供に悪影響を及ぼすことです。
具体的な影響を把握し、大切な子供に対して最大限の配慮ができるように変わっていきましょう。
夫婦喧嘩に怯える
両親が不仲であれば、隠していても子供には伝わってしまうものです。
たとえ子供の前で取り繕っていても、両親を一番身近で見ているのですから二人の考えは感じ取ってしまいます。
大人が怒鳴り合う姿は子供にとって非常に恐ろしいものですし、静かに憎しみあっている姿もまた恐怖でしかありません。
そのうち夫婦喧嘩の場面だけでなく、両親そのものを怖がるようになる可能性もあるでしょう。
自信を失う
子供は本能的に、両親の仲を取り持とうとする傾向があります。
しかし夫婦不仲の原因は子供ではありませんから、子供が一生懸命頑張ったとしても好転しません。
自分の力では両親を変えられないという事実に打ちのめされた時、子供は自信を失ってしまうのです。
自信喪失という経験は後の成長に大きく関与してきます。
何事にも積極的になれず、自信の持てない大人しい子供になってしまうかもしれません。
精神的成長が遅れる
夫婦仲が悪いと、意図していなくともマルトリートメント(不適切な養育)につながり、子供の発達に悪影響を及ぼすとされています。
具体的には脳の視覚野が萎縮し、対人関係でつまづきやすくなるようです。
夫婦喧嘩の他にも、子供をストレスのはけ口にする、気分によって怒ったり怒らなかったりする等も精神的成長を阻害する恐れがあります。
分かりやすい虐待でなくても、子供が傷つき怯える環境は正常な発育を阻害してしまうのです。
夫婦仲を改善する5つの方法
夫婦仲を改善するには、2人でしっかりと向き合い話し合うことが最も大切です。
夫婦仲改善の具体的な方法を5つ紹介しますので、落ち着いて、できることから試していきましょう。
夫婦2人だけで話し合う
子供を親や兄弟姉妹等に預けて、2人だけで話し合う機会を儲けましょう。
単刀直入に夫婦仲を改善したいと伝えた上で、なぜ夫婦仲が悪くなってしまったのかを2人で考えてください。
今後も夫婦という関係を継続する上で、話し合いは避けて通れません。
きちんと時間を取って、お互いの気持ちを確認しましょう。
なお、性行為をすれば不満は解消されるはずとお考えの人もおられるかもしれませんが、もし相手が触りたくもないほど嫌悪している場合は逆効果になります。どうぞご注意ください。
不満を言い合う時間を設ける
一旦話し合うだけではなかなか夫婦仲は改善しません。
定期的に夫婦2人の時間を作って、不満や改善して欲しいことを伝え合う時間を作りましょう。
エスカレートして喧嘩や悪口にならないよう気をつけてください。
仲の良い夫婦に戻るためのステップですから、大人として冷静に話し合いましょう。
2人とも異なる環境で生きてきた別の人間なのですから、何度話し合いを重ねても不満がすべて解消されることはありません。
しかし話し合うことで、相手が何に不満を抱えているかは理解できるようになります。
浮気は今すぐ解消する
万が一あなたが浮気や不倫をしているのなら、今すぐ関係を解消してください。
夫または妻にバレている可能性があるためです。今はバレてなくても後に燃え上がる火種になるでしょう。
このまま継続していれば、高い確率で離婚になります。
また相手の機嫌が悪い今のうちだけ浮気相手と距離を取り、機嫌が治ればまた浮気相手と関係しようとするのも悪手です。
一度バレた浮気は何度でもバレます。そして多くの場合、2回目の浮気がバレた時点で離婚になります。
夫婦仲を改善して仲良し夫婦に戻るなら、浮気相手とはスッパリ縁を切るべきです。
1人になれる時間を作る
大切な家族といえども1人になりたい時間もありますよね。
10分程度からでも構いませんので、定期的に1人になれる時間を作りましょう。
子どもは夫婦交代で見るのがベストですが、難しければお互いの両親やベビーシッターに依頼することも一つの選択肢として持っておくと良いです。
1人の時間を作ると心に余裕が生まれます。余裕のある状態なら、家族にとって最良の案が浮かぶ場合もあるでしょう。
専門家に入ってもらう
2人だけで話し合うと怒鳴り合いや暴力に発展する恐れがあるなら、夫婦関係の専門家に依頼する視点も持っておいてください。
お互いの言い分を聞き、冷静にまとめ、夫婦のより良い未来のために尽くしてくれます。
注意したいのは、友人や家族ではなく第三者の専門家が良いという点。
友人や家族は親しい人の擁護をしてしまいがちですから、2人にとって公正とは言えないのです。
しがらみも利害関係もない専門家なら、あくまでも中立な立場から最善の方法を提供してくれるでしょう。
仲が悪い夫婦まとめ
夫婦仲が悪い男性・女性の特徴や夫婦仲の悪さが子供に及ぼす影響、夫婦仲を改善する方法について、徹底的に解説してきました。
何かしら溝のある夫婦が、取返しのつかなくなる前に「歩み寄ろう」という気持ちになってくれることを望んでいます。
「夫婦仲の悪い時期があって当然」だと油断していると、子供に悪影響を与えてしまったり、二人の距離が段々と離れてしまったりする場合があるので注意が必要です。
心の距離が1度大きく離れてしまうと、夫婦関係修復の難易度はグンと上がってしまいます。
当オフィスでは、夫婦・子供にとっての「最適な形」を一緒になって探すお手伝いをしています。
「夫婦仲が悪い特徴に当てはまってしまった」「子供に影響が出る前に夫婦仲を改善したい」「歩み寄ろうと思っているけどうまくいかない」このような方は、いつでもご相談ください。
以上です。
行政書士松浦智昌
行政書士松浦総合法務オフィス