「どうして...?」夫婦間で話し合いにならない心理と4つの対処法

この記事で寄り添うお悩み

  • 話し合いができない人ってどんなタイプ?
  • 話し合いにならない夫婦の心理が知りたい
  • 話し合いにならない夫婦だけど、どうしたらいい?

夫婦の問題を解決しようと努力したけど、どうも話し合いにならない。

マウントを取られ、罵声をあびせられ、意味不明な屁理屈で会話が強制終了させられる…。

「うちは話しあいすらまともにできない」そんな日々が続けば、ヘトヘトになってしまって当然です。

話し合いができないのは自分のせい?とお悩みかもしれませんが、ご自身に問題がないケースも多々あります。

なぜこんなにも、話し合いが成立しないのでしょうか?

知らない夫婦であふれておりますが、夫婦間で話し合いにならないのは「心理状態」が関係してします。

そこでこの記事では、話し合いができない人のタイプから、話し合いにならない心理、話し合いにならない夫婦が試すべき事について徹底的に解説していきます。

「話し合いができないから、もうこの夫婦関係は終わりかもしれない…」と悩んでいる方が、これからどうすべきかわかる記事になっています。ぜひ参考にしてください。

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

話し合いができない人のタイプ5選

話し合いができない人のタイプは、下記の5つがほとんどです。

  • キレて論破しようとするタイプ
  • 黙りきってしまうタイプ
  • 真面目な話になると話題をそらすタイプ
  • すねていじけてしまうタイプ
  • 屁理屈を並べ相手を見下すタイプ

あなたのパートナーは当てはまるでしょうか?

いずれのタイプにしても話し合いをしたい側からすると、なぜその行動をしているのか理解できません。

話し合って和解できれば一番良いはずなのに、話し合いにならないためにイライラがつのり、夫婦関係の悪化をより加速させてしまいます。

なので、まずは相手が上記のタイプに当てはまっているかを確認するところから始めましょう。

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夫婦で話し合いにならない5つの心理

夫婦で話し合いにならないのは、一方が話し合いを試みているものの、もう一方が話に応じない状態。

あるいは、一方につられて両者ともども話し合いができない感情になってしまう夫婦もよくお見掛けします。

夫婦で話し合いにならない心理を正しく把握し、改善の糸口を見つけていきましょう。

夫婦で話し合いにならない5つの心理はこちらです。

話し合いにならない心理①:自分が正しいと考えている

話し合いにならない人は、自分が正しいと思い込み相手を論破することに快感を覚えやすいです。

まさに、あぁ言えばこう言う小学生のようなタイプ。

何を言われても論破してやろうと考えている人は、相手が理解できない屁理屈を並べてきます。

平気で嘘をついたり、記憶を改ざんしてしまうので、言った言わないの水かけ論になり会話が成りたたないことも。

相手がどんな意見を言おうとどれだけ計画的に相手を先導しようと、思いもよらぬ方向からカウンターをかけてくるため、太刀打ちができません。

人の話に耳を傾けようとしない心理こそが、話し合いにならない理由です。

話し合いにならない心理②:攻撃されていると思っている

話し合いにならない人は、相手の言うことをすべて不平不満だと決めつけて、一方的に攻撃されていると感じやすいです。

自分あるいは今まで関わってきた母親や元パートナーが、相手に対して攻めの姿勢だった影響を受けています。

攻撃してくる相手を拒否してしまうのは、人として当然です。

どんなに優しく伝えたり言い方を工夫したりしても、受け取るスタンスを変えないため、伝えたい内容が少しも伝わりません。

相手の存在に害を感じている心理状態が、話し合いにならない理由です。

話し合いにならない心理③:自分を認めさせて自己実現をしている

話し合いにならない人は、自分のわがままをきかせることで、愛を感じたり自分の存在を実感したりしています。

相手を言い負かす過程で達成感を得て、自分の価値を認識しているとも言えるかもしれません。

自分の影響力を実感しながら、相手にとっての「自分の立ち位置」を再確認しているという可能性も。

話し合っても自分を正当化する一方で、相手の意見にはまったく耳を傾けません。

このような場合は、いくら声を大きく意見しても、腰を低く謝っても、とことん調子に乗っていくだけで折れることは稀でしょう。

自分を最優先にしたいという心理が、話し合いにならない理由です。

話し合いにならない心理④:相手と話し合う価値がないと思っている

話し合いにならない人は、相手を完全に見下しているからこそ、意見に耳を傾けようともしないです。

特に、経済力を持っているのがどちらか一方の場合、相手が下に見えやすくなります。

  • 自分がいないと食費も出せないだろう
  • 家事しかできないくせに意見を言うな
  • 誰が稼いできてやっていると思っているんだ

経済力は短期間で変わるものではないため、余計に上下の関係をつけやすいのでしょう。

相手に非がある場合でも、最終的には別の事で見下してくるため、相手から謝ってきてくれることはありません。

相手を下に見ている心理が、話し合いにならない理由です。

話し合いにならない心理⑤:体調が悪く話し合いをする気分ではない

体調の悪い状態が続くと、話し合いどころか生活するのも苦しいものです。

体調の悪い原因が明確な場合は、時間が解決してくれるでしょう。

しかし病名すらはっきりしないケースもあり、時間がたてば解決するかも分からないため、精神的に不安定になるケースは少なくありません。

そのような状態が続いていて相手に伝わっていないなら、話し合いにならないのは必然でしょう。

体調の話は、年を重ねるたびに人ごとではなくなるため、覚えておくといいですよ。

生きていく上で土台となる健康が揺らいで不安定な心理状態が、話し合いにならない理由です。

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話し合いにならない夫婦が試すべき4つの対処法

話し合いにならない心理を把握した上で対処していくと、改善の効果は高まりやすいです。

話し合いにならない夫婦が試すべき4つの対処法をご紹介しますので、参考にしてみてください。

相手の意見だけを聞く

話し合おうとするのではなく、相手について理解しようとする姿勢が大切です。

相手が攻撃的な場合にも、黙ってしまう場合にも、理由が必ずあります。

その理由を知ろうとしない姿勢は相手に伝わるものです。

また、相手の意見を聞いているときに、「でも私はこう思う」「俺の立場で言うと…」と意見してしまうと、話すのがおっくうに感じてしまうでしょう。

相手が意見を全部言い切るまで、黙って頷くようにしてください。

場所を変えてみる

家で携帯をいじったりテレビをみているときに話そうとすると、嫌がられて余計に話すきっかけを失ってしまいます。

そういった場面が増えてきたと感じたら、外食や旅行など場所を変えると効果的です。

車の中やカフェなどちょっとした変化でも、いつもと違う場所であれば、いつもの話とは違うと捉えてもらいやすいでしょう。

つい感情的になってしまうときも、公共の場所に出ると落ち着いて話をしやすくなります。

切り出し方を工夫する

話があるんだけど、お願いがあるんだけど、のような言葉で話をスタートしているなら、他の切り出し方をしてみましょう。

「またいつもの面倒な話が始まるのか」と感じてしまえば、逃げられる原因になります。

「今回も文句を言うつもりか」と思われてしまえば、攻撃体制に入ってしまうかもしれません。

話し合いを目指すには、リラックスした雰囲気作りが不可欠なのです。

「今日はあなたの意見だけ聞かせて、全部黙って聞いてるから」と約束をしてみるのも良いでしょう。

話しかけるのを1度諦める

どうやっても話し合いにならないというときは、期間を決めていさぎ良く諦めてしまうのも手です。

話し合いを試みるのを諦め、挑発に対して言い返すのも諦め、頼ることも諦めて、共同生活に必要最低限の会話だけをするようにします。

家庭内別居が良い例でしょう。

何かとかまってきた相手が自分を必要としなくなり、何を言っても動じなくなれば、自分から寄ってくるかもしれません。

そのまま家庭内で離れた生活がスタートし、お互いの必要性を感じなくなった場合には、夫婦の新しい形を考えてみるのもいいでしょう。

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頑張っても話し合いができない夫婦はどうしたらいい?

話し合いにならない夫婦の対処法を試しても改善がみられない場合は、夫婦関係の悪化が進行していると言えるでしょう。

話し合いにならない夫婦に効果的な対処法だけでなく、関係性の見直しに向けて本格的な対応をしていく必要があります。

本格的な対応の全体像を簡潔にまとめると、下記のとおりです。

  • 必要な心構えを理解する
  • 見直しにつながる方法を実践する
  • 見直す上でのNG行動を把握する

一度壊れかけた夫婦の関係を取り戻すには、長期的な目線での対応や適切な処置が必要となります。

どうか思いつきで、自分よがりな行動は控えるように気をつけましょう。

詳しくは、夫婦関係修復のやり方6つと絶対にやってはいけないことにて解説しています。話し合いにならない状態が続いて悩んでいる方は、参考にしてください。

夫婦関係修復のやり方6つと絶対にやってはいけないことを解説
夫婦関係修復のやり方7つと絶対にやってはいけないことを解説

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話し合いにならない場合は離婚しかない?夫婦の末路4選

話し合いにならない場合は「離婚しかない?」と考えがちですが、時期尚早です。

話し合いにならない夫婦の末路は4通りあると考えます。

話し合いができないけれどすぐに離婚をする勇気はないという夫婦や、経済的に考えると離婚をするわけにはいかないという夫婦は、仮面夫婦や家庭内別居を選択することが多いです。

話し合いにならない状態が大きなストレスになり、同じ空間に住むのが難しいと感じる夫婦は別居を選択するケースもあります。

家庭内別居や別居を経て、お互いが不要だと感じた場合には、離婚という選択肢が浮上するでしょう。

まともに話し合いができないと、効率的な共同生活はできません。

一緒にいるほどお互いが過度なストレスを感じてしまうのなら、距離を置いた方が良いケースもあります。

結婚生活とは、二人の他人が一緒にいる方が良いからこそ成り立つものなのです。

コミュニケーションの取れない夫婦がつくりだす空気は、子供にも影響を与えるでしょう。

話し合いにならない状態は、夫婦や子供に不調をきたす一つのシグナルなのです。

夫婦の状態を敏感に察知して、事が大きくなる前に対処していきましょう。

もし相手が協力してくれなかったり、一人で悩んでしまったら、いつでもご相談ください。

夫婦の間で話したくても話し合いにならない状態は、とても苦しいはずです。どうかお一人で抱え込まないでください。私松浦があなたたち夫婦に合った道標を示していきます。

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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

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