「どうせなら...」仮面夫婦を楽しむ4つのコツと同時に抑えるべき5つポイント

この記事で寄り添うお悩み

  • 仮面夫婦になってしまったけどどうしよう...
  • せっかく仮面夫婦をするなら楽しみたいな
  • 楽しみながらも、ポイントは抑えておきたい

「子どものために仮面夫婦をしばらくすることになったけど、どうせなら有意義な時間を過ごしたい!」

あなたの心はこう思っていませんか?

  • 仮面夫婦は辛く苦しいものなのか...?
  • 仮面夫婦であっても楽しく過ごす方法はあるのかな...

と不安になりますよね。

「しばらくは、仮面夫婦でやっていこう」と決めたは良いものの、どのように過ごせばいいのか漠然と思い悩んでいる方もいるかもしれません。

しかし、仮面夫婦を楽しむコツさえ知っていれば、仮面夫婦である期間を無意味に過ごすこともなくなります。

そこでこの記事では、仮面夫婦を楽しむコツと、同時に抑えておくべきポイントについて徹底的に解説します。

仮面夫婦でいることに不安を感じている方は、進むべき道の参考になることを願っています。

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

仮面夫婦を楽しむ4つのコツ

まずは、仮面夫婦を楽しむ4つのコツを紹介します。

仮面夫婦である以上、相手とのコミュニケーションを期待しても無駄に終わることもしばしば。

そんな現状をどのように楽しめばいいのか気になる方は、参考にしてください。

ただし、あくまでご夫婦当人同士がお互いに同じ思いであること、仮面夫婦へも同じ認識での理解があるかによります。

あと、最近は、オープンマリッジというような考えもありはしますが、この辺りは疑義のあるところです。

互いの合意があっても、恋人を作ってしまうことは望ましくない事もあります。

互いの合意があって不貞に及んだとしても、それは駄目!という判決もあります。この辺りの法的見解は弁護士さんに相談されてください。

楽しむコツ①:自分の時間に没頭する

仮面夫婦は、相手に干渉されないため「自由」や「気軽さ」があります。

例えば一般的な家庭の場合、家族のためにやることがあり、夜まで遊ぶことはあまりできません。

しかし仮面夫婦である場合、自分のことをやって迷惑さえかけていなければ相手に何も言われることはないでしょう。

そのため、家事以外は自分の時間に没頭できます。

趣味に当てたり、友達と飲み会に行ったり、あなたの好きなようにできるのです。

お互いのパーソナルスペースを守りながら生活することができるかもしれません。

一般家庭では取れない貴重な時間のため、自分の思いのまま過ごしてみましょう。

楽しむコツ②:既婚者のステータスをフル活用する

仮面夫婦といえども、既婚者であることには変わりありません。

外で仲睦まじい姿を見せていれば、体裁は守れます。

例えば、会社で飲み会に誘われた場合「主人が待っていますので、今回は遠慮いたします」といえば、無難に断れるでしょう。

さらに配偶者控除を受けている場合、結婚していることで税金を軽減できています。

国からも、世間からも恩恵が受けられている状況もあります。もちろん、倫理的にどうかというのは各々で考えることにはなりますが。

楽しむコツ③:自分の役割を理解する

仮面夫婦をする場合、自分の役割を正しく理解することが楽しむコツの1つと言えます。

つまり、明確にルールを設定しておく必要があるということです。

  • 家のことをやるのは私
  • お金を稼ぐのは夫または妻
  • 子どもの行事への協力や送り迎えのルール
  • 互いの両親に接する時の態度

それ以上に干渉しなければ、お互い楽しく生活ができます。

役割を認識することで、関係を割り切れるため、相手に過度に期待をすることもありません。

逆に役割以上のことを期待してしまうと、不満に繋がりストレスになります。

合理的に考えて、自分の役割を全うすることを考えましょう。

楽しむコツ④:子どもとの時間を積極的に取る

子どもがいる場合は、積極的に時間を取ってあげましょう。

仮面夫婦でいる理由は、子どもとの時間をお互い取りたいからであるパターンもあります。

もし仮面夫婦をやめて離婚をしてしまえば、会える期間はグッと減ってしまうでしょう。

子どもは意外にも、仮面夫婦であることを悟っていることもあります。

仮面夫婦が子どもに与えてしまう影響は意外と大きいものです。仮面夫婦であっても親からの愛情はしっかりとかけてあげましょう。

ただし、正確には、子どものためにという前提があるならば、仮面は徹底する必要もあります。

仮面夫婦が子供に与える影響と子供の本音を参考に、このままで問題ないか確認してみてください。

「大人だけじゃない」仮面夫婦が子供に与える影響と仮面夫婦の家庭で育つ子供の本音

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仮面夫婦を楽しむと同時に抑えるべき5つのポイント

仮面夫婦をしばらく楽しみながら続けると決めた場合、いくつか抑えるべきポイントがあります。

仮面夫婦である現状だけではなく、将来につながる行動してみてください。

抑えるべきポイント①:仮面夫婦を継続する上でのルール

仮面夫婦でいる以上、できるだけルールを定めておいたほうが無駄なやり取りをしなくて済みます。

例えば、

  • お互いの生活に干渉しない
  • 帰る時間は最低限連絡する
  • 子供の行事には参加する

など二人が気にすることがありますよね。

ルールを1度決めておけば、感情ぬきにそのとおりに動くだけでいいので気を使うことも少なくなります。

快適に過ごすためにも、ルールをしっかり作って共有しておきましょう。

抑えるべきポイント②:子ども前で仮面夫婦をするか

仮面夫婦の間に子供がいた場合、子供のケアのことも考えておかなければいけません。

前述しましたが、子供でも夫婦仲が悪いことはすぐに気が付きます。

最近、ママとパパは手を繋がなくなったなとか、目を見て話をしていないな、事務連絡以外の話を最近聞いたことが無いなどです。

ベターな選択肢は、子どもの前でも仮面夫婦として生活することです。

仲がいいとまでは行かなくても、丁寧に会話をして笑顔がある家庭を築ければ、子どもものびのびと成長してくれます。

どうしても子供の前で仮面夫婦を演じられない場合は、どのようにメンタルケアしていくのか考えておきましょう。

子供に悪影響が出てからでは遅いケースもあるため、対策はできるだけ早い段階から考えておくことが必要です。

抑えるべきポイント③:どのくらい継続するのか

仮面夫婦をずっと続けていくのに不安がある場合は、どのくらい継続するか事前に決めておきましょう。

決めていない場合、ズルズルと続けてしまい貴重な時間を無駄にする可能性があります。

また1度関係が切れてしまった相手と長期間一緒にいることが、ストレスに感じてしまうことも。

  • 子供が成人するまで
  • 相手が経済的に自立するまで
  • 世間体など気にする必要がなくなるまで

夫婦間でお互いに納得できる期間を決めておきましょう。

もちろん、いざ離婚の時期になったからといって、相手が応じるかどうかは別の話ですが。

抑えるべきポイント④:老後はどのように過ごしていくのか

老後はどのように過ごしていくのか、事前に考えておきましょう。

仮面夫婦を老後まで続けていく場合、相手の介護をする覚悟を持っていなければいけません。

なぜなら年を取ったら病気になりやすく、後遺症などにより介護が必要になる可能性がグッと上がってしまうからです。

もし最後まで看取る覚悟がない場合、老介護がストレスになります。

介護により周りとも疎遠になり、段々と精神不安定になることも考えられます。

そのため、相手のことを介護できるのかしっかり考えておきましょう。

老後のために、資金を蓄えたい場合は今のうちから取り組んでおくことをおすすめします。

抑えるべきポイント⑤:離婚への認識を共有する

仮面夫婦に踏み込むのは、夫婦の形を変えるということ。この先、離婚という選択肢も出てくるでしょう。

仮面夫婦がお互いにとってどのような位置づけなのか、離婚について前向きに捉えているのかを共有しておきましょう。

将来的に離婚を決めている場合、財産についても話し合っておくといいです。

夫婦共有の財産があるときは、離婚する際いにどのように分けるかの話し合いが必要になります。

そこで揉めてしまい、離婚するのに時間がかかるケースもあるのです。

できるだけ早い段階から財産のチェックをして、どのように分けるのかざっくり把握できると安心しますよね。

また専業主婦で、仕事をしていない場合はできるだけ早い段階で仕事を見つけるきっかけにもなります。

離婚したら、自分で生活をしていかなければいけません。

自立した生活を送れるよう、離婚について考え、早いうちから対策をしていくといいでしょう。

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仮面夫婦を楽しむまとめ

仮面夫婦を楽しむコツと抑えるべきポイントについて解説しました。

仮面夫婦は既婚者でありながら相手に干渉されず、完全に自由というと語弊を生みますが、ある程度の自由度の中で生活できるのが良い点です。

その特性を活かして、自分の時間に使ったり、嫌な誘いを上手く断る理由に使ったりしてみましょう。

また仮面夫婦はただ楽しんでいるだけでは、無駄な時間を過ごしてしまう可能性があります。

仮面夫婦をする上でのルールや二人の将来について決めておきましょう。

早い段階から徐々に決めておくことで、いざ別れるときでもスムーズに進められます。

仮面夫婦である現状を楽しみながら、将来についてもしっかり考えていきましょう。

とはいえ、ここでしている話は、仮面夫婦とはいえ、お互いに望む生活を手にするという意味では、仲が悪いわけではありません。

夫婦というのは、気持ちが動いていくものです。だから、時折、お互いが確かに同じ方向を向いているのか、認識は同じなのか等、その辺りの確認は必要です。

また、子どもの事を考えるのであれば、徹底した仮面をかぶる必要もあります。あくまで子どものためというのであればです。

仮面夫婦を楽しむのは悪いことではありません。二人にとって有意義な時間にしていきましょう。最近は、離婚をしても一緒に暮らしながら子どもを共同して養育しているという方も増えてきています。仮面夫婦によって、恋人ができてしまうなど、そうした問題が起きるようであれば、離婚後に共同養育者として生活するという形の方がよいこともあります。しっかりと考えてみてください。簡単な事ではありませんからね。
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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

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