共依存夫婦の特徴チェック!克服して幸せになる5つの方法

この記事で寄り添うお悩み

  • 共依存夫婦とは?
  • 共依存夫婦の特徴をチェックしたい
  • 夫婦が共依存を克服して幸せになる方法はあるの?

誰もが羨む仲良し夫婦でも、実は共依存の関係に陥っているのかもしれません。

お互い支え合っているなら良いじゃないかと思われるかもしれませんが、行き過ぎると子どもを放置したり離婚の原因になったりと悲惨な状況になる場合もあるのです。

そこで本記事では、共依存の定義共依存夫婦の末路克服して幸せになる方法について詳しく解説します。

共依存夫婦の特徴もチェックできますので、しっかり読んで自分事として考えてみてくださいね。

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

共依存夫婦とは

共依存夫婦とは、夫または妻が配偶者に対して精神的に依存し、また依存されている方は苦痛を感じながらも依存を促してしまう夫婦を指します。

平たくいうと、一人で過ごすのが難しい状態です。

人間は誰でも他人や物に少しずつ依存しています。

たとえばペットロスという言葉が流行したのも、ペットに対して依存している人が増加したためとも考えられますよね。

適切な範囲で依存するのは何ら問題ありません。夫婦もお互い愛し合い、適切に支え合える関係なら良いのです。

しかし依存しすぎると、相手に苦痛を与え自らも苦しくなり、苦しみから逃れるために離婚を選択するしかなくなる、というケースも少なからず存在します。

妻(夫)がいなくなったら生きていけない
行動をすべて把握していないと気が済まない

といった感情があるようなら、共依存夫婦かもしれません。

共依存夫婦の可能性が高いなら、早いうちに対処して健全な夫婦関係を目指していきましょう。

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共依存夫婦の特徴チェック

具体的な共依存夫婦の特徴をチェックしていきましょう。

特徴を見ると「全然問題じゃないのでは?」と思うかもしれませんが、いくつも当てはまると共依存夫婦の疑いが強くなります。

依存しすぎる状態には必ず弊害がありますので、まずは夫婦の現状を正しく把握すると良いですよ。

常に一緒にいる

そばにいたくて一緒にいるというよりも、相手を独占したい思いから行動を共にしている場合は共依存夫婦の可能性があります。

  • 休日はいつも2人で過ごす
  • すぐそこまで買い物に行くにも一緒
  • 離れていると寂しさよりも焦燥感が募る

2人で行動しているので周囲からは仲の良い夫婦だと言われる場面も多いですが、日常的に「相手が頭から離れない」状態であるなら要注意です。

離れている時はこまめに連絡

こまめに連絡を取って相手の気を引いたり、今どこで何をしているのか気にしたりする頻度が高いなら、共依存夫婦の可能性があります。

具体的な頻度はご夫婦の価値観によって異なりますが、1日あたり数時間以上を夫婦のやりとりに消費するなら連絡頻度が高すぎるかもしれません。

一つポイントとなるのは、連絡されている側が負担を感じているかです。

連絡が負担になっているけれど相手を気にして言い出せないのなら、正常な夫婦関係とは言い難い状態でしょう。

相手のことで知らないことはない

共依存夫婦の場合、相手の役に立ちたい・支えたいという気持ちが強過ぎて、好みやスケジュール、友人関係すらも根掘り葉掘り聞き出してしまいます。

しかし時間の経過と共に「相手の役に立つため」ではなく「聞くのが当たり」となり、知ること自体が目的になってしまうのです。

毎日高い頻度で聞かれるため、監視されている気分になって夫婦生活が息苦しくなっていきます。

秘密のない夫婦関係は理想ではありますが、一歩間違えると共依存夫婦になってしまうと覚えておいてください。

自分の意見より相手の意見を優先

夫婦で意見が分かれた時、いつも夫または妻が折れるという状態になっていませんか?

もちろん固執する理由がないために相手に譲っているなら、それは優しさでしょう。

相手の意見を優先する行為は美談に見えますが、その裏に「嫌われたくない」という気持ちが潜んでいるなら要注意です。

相手に捨てられるかもしれないという恐怖を感じているのなら、共依存に陥っているかもしれません。

何事も許可を取りがち

共依存夫婦の顕著な特徴の一つが「常に許可を取ろうとする」です。

何事も許可を取らないといけなかったり重要でないことでも許可を得ようとしたりするなら、共依存夫婦である可能性は非常に高いと言えます。

束縛がひどくなると、相手の行動を律しようとするのです。

束縛されている方は、相手を怒らせたり傷つけたりしないようにと何でも許可を求めるようになります。

許可が必要な状態は夫婦というより主従関係に近いものです。共依存が進んでいる状態と言えます。

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共依存夫婦の末路

仮に共依存夫婦であっても、夫婦が納得していて誰にも迷惑をかけていなければ良いのではないかと思う人もいるでしょう。

問題ないうちは良いのですが、夫婦の共依存化が進むと望んでいない未来へと向かってしまいます。

一度きりの人生ですから、共依存夫婦の末路を知り、避ける準備をしておけば損はしませんよ。

子どもを放置する

共依存夫婦はお互いだけに目を向けるため、子どもがいても放置してしまいがちになります。

放任主義と異なるのは、子どもに興味を示さない点です。

放任主義と呼ばれる方針は、子どもの行動に口を出さずに自分で考えさせる育て方を指します。決して放ったらかしにするものではありません。

対して子どもを放置する夫婦は子どもに愛情も与えず関心もありません。

子どもにとってふさわしい育成環境とは言えませんし、自分たちの子どもを苦しめてしまいます。

子どもを愛さなかった親は成長した子どもから見放されますから、寂しい老後を送る可能性が高まるでしょう。

DVやモラハラを引き起こす

共依存夫婦が行き過ぎて、DVやモラハラに発展するケースも珍しくありません。

一方の優しさに依存して自分の思い通りに動かそうとしますし、相手は嫌われたくない思いから何でも言うことを聞いてしまいます。

止める人もいないのでどんどんエスカレートし、最終的には思いやりとはいえない行為に発展。

その一つがDVやモラハラです。愛情が歪むと怖いですよ。

離婚原因になりうる

子どもの放置やDV・モラハラにならずとも、共依存が離婚原因になる可能性はあります。

たとえば、夫の行動を何でも知りたい妻にとって、夫からのLINEの返信が遅いとそれだけでイライラしますよね。

怒りを夫にぶつける状態が当たり前になってしまったら、夫のストレスが少しずつ溜まっていくでしょう。

その前に、何度も連絡をしなければならない状態に辟易するかもしれません。

最終的にはストレスが爆発して、物理的な距離を取り、離婚へとつながってしまう場合があるのです。

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夫婦が共依存を克服して幸せになる方法

共依存を放置しておくと、最悪の場合は離婚へとつながる場合もあるでしょう。

では共依存を克服して幸せになるにはどうすれば良いのでしょうか?

具体的な方法を5つまとめましたので、できるものから取り組んでみてくださいね。

主語を「私は」にする

依存している人は「夫(妻)が〜」と発言しがちに。

何でも相手の基準に合わせようとするのが発言にも現れるのです。

ですから主語を「私」にしてみましょう。

あなた自身はどうしたいのかを口に出すところから依存脱却が始められます。

没頭できる趣味を探す

時間を忘れて取り組める趣味を探すのもおすすめです。

自分のしたいことに集中していると、その時間は夫(妻)のことを考えなくなりますよね。

頭の中にいつも「相手」があると共依存が進んでしまいますから、たまには趣味に没頭して何も考えずとも満足できるひとときを過ごしましょう。

1人で楽しめる時間を作る

「夫(妻)がいなければ生きていけない」

そんな依存状態から脱却するには、1人でも楽しめる時間を意識的に作る必要があります。

インドアならマンガを読んだりゲームをしたり。アウトドアなら街歩きやスポーツ等、何でも思いつくままに楽しんでください。

友人と過ごすのも良いです。配偶者がいない時間でも、不安を感じずに過ごせるようになりましょう。

精神的・経済的に自立する

妻や夫に依存するのは、精神的または経済的に寄りかかっているためです。

なお精神的な自立とは「ゆるがない自分の意見を持つ」、経済的自立とは「生活に困らない程度の収入を確保する」ことを指します。

精神的・経済的に依存していると共依存夫婦になりやすいので、自立できるように努めてください。

精神的に自立できていないと感じる人は「資格試験に挑戦する」「習い事を始める」等がおすすめです。

あなただけの目標を立てて、目標に向かって努力を継続すると、自信につながります。

経済的な自立には、「パートやアルバイトで働いてみる」「副業してみる」がスタートです。

事情があり働けない場合は、少額からの投資を行い収入を増やしていきましょう。

カウンセリングを受ける

共依存夫婦の可能性があるなら、カウンセリングを受けるのが効果的です。

自分達のことは意外にも分からないもので、第三者の方が的確に把握できます。

夫婦問題専門のカウンセラーなら、共依存夫婦の悩みにも詳しく的確なアドバイスを受けられるでしょう。

1人でカウンセリングを受けるのが難しいなら夫婦二人で受けてもらっても大丈夫です。

いきなり費用がかかるのはちょっとという場合は「無料のメール相談」をご利用ください。

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共依存夫婦に関するQ&A

共依存夫婦を克服しようと努力する訳ですから、共依存夫婦に関する疑問は払拭しておきたいですよね。

同じように共依存夫婦で悩む方からよくいただく質問と回答を用意しましたので、ぜひ参考にしてください。

共依存夫婦になる原因は何ですか?

共依存夫婦になる原因でよく見られるのは以下の3パターンです。

  • 片方が支配的・片方が従属的な夫婦の組み合わせ
  • 小さい頃に虐待や家庭内暴力を受けた経験がある
  • 友人や恋人との間にトラウマとなる過去がある

環境や運の要素が含まれるため、あなたに問題がないケースも多いです。

ご自身を責めずに、今後の在り方だけを考えて克服する方法を試していきましょう。

共依存夫婦が離婚した場合どんな影響がありますか?

共依存の要素を残したまま夫婦が離婚すると、以下のような影響が出てしまう場合があります。

  • 寂しさや孤独に耐えられない
  • 愛情が憎しみに変わり離婚後に攻撃したくなる
  • 新しいパートナーとも共依存の関係になってしまう

共依存にしっかり向き合っておかないと、寂しさや憎しみで辛い時間を過ごしたり、同じ関係を繰り返したりしてしまいます。

共依存に人生を狂わされないように、正常といえる夫婦関係へと修復していきましょう。

共依存夫婦のままでいると危険ですか?

共依存が進行すると「自分が何をやっても相手は許してくれる」と勘違いをしてしまう場合も。

特に下記のような状態になる危険があります。

  • 浮気をし始める
  • 酒癖が悪くなる
  • 金づかいが荒くなる

一方は好き勝手をしだし、もう一方は「ダメな相手を支えなきゃ」「自分が頑張ればなんとかなる」という状態になってしまうと、夫婦は破綻していきます。

早めに専門家に相談しないと、後戻りができなくなりますよ。

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共依存夫婦まとめ

共依存夫婦の特徴や克服して幸せになる方法について、網羅的に解説してきました。

依存している夫婦が、ほんの少しでも「関係を改めなきゃ」と考えてくれることを望んでいます。

一見悪くないようにも見える「共依存」ですが、だらしない側面を持つ人間にとって「破綻のきっかけ」になり得るので要注意です。

当オフィスでは、二人にとって最適な「夫婦の在り方」を一緒になって探すお手伝いをしています。

「共依存夫婦なのか分からない」「共依存夫婦から脱却したい」「共依存を克服する方法を試しているけど不安」このような方は、いつでもご相談ください。

工夫をすれば依存の度合いをコントロールできるようになります。歪んだ愛情で自分と相手を不幸にしないために、共依存という問題に立ち向かっていきましょう。

以上です。

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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

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