離婚を切り出されたら最初にすべき3つのこと&離婚したくない場合の対処法8選

この記事で寄り添うお悩み

  • 離婚を切り出されたら、まず何をするのが正しいの?
  • 切り出されたけど、離婚したくない場合の対処法が知りたい
  • 離婚を切り出した相手の気持ちが変わらない場合はどうすればいい?

長年連れ添ったパートナーからいきなり離婚を切り出されたら、誰でも相当なショックを受けるものです。

これからのこと、子供のこと、両親に何て伝えたらいいか...。不安で不安でたまらないですよね。

ですが、まずは落ち着いてください。焦りは間違った判断につながりますし、冷静な対処がとても重要な局面です。

なのでこの記事では、急に離婚を切り出されたケースを前提に、まず何をすべきか、離婚したくない場合はどうすべきかについてまとめました。

離婚を切り出すほどなので、相手の気持ちが離れている可能性があります。できる限り誠意のある対応をして、お互いにとってベストな道を歩くお手伝いをさせていただきますね

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

離婚を切り出された原因は?

相手がなぜ離婚を切り出したのか。その原因が分からないとアプローチを間違えてしまいます。

離婚のよくある4つの原因を把握し、あなたが当てはまっていないかを確認しましょう。

  1. 度重なる夫婦喧嘩
  2. モラハラ・dv
  3. 不倫・浮気
  4. 価値観の違い

度重なる夫婦喧嘩

夫婦に喧嘩はつきものですが、力関係は必ず存在します。

喧嘩をよくふっかけられる側になってしまうと、何度も喧嘩をしているうちに「もう耐えられない...」と心が折れる瞬間がくるものです。

離婚を切り出された方は「たかが喧嘩くらいで」と思ってしまいがちですが、受け止め方に大きな乖離があるんですよね。

毎日のように喧嘩をしていないか、どちらかというとあなたが喧嘩をふっかける側じゃないか、自分の心に聞いてみてください。

モラハラ・DV

モラハラやdvは、お互いにとって離婚すべきと言えるほどの「暴力」です。

した側は相手の事を考えた行動ができなくなっているし、された側は心に大きな傷を背負って生きていくことになります。

あなたがもしモラハラやdvをしているなら、その代償として離婚を受け止めるくらいの覚悟を見せる時なのかもしれません。

最後まで失望されないために、今のあなたが最大限できる誠意を見せていきましょう。

不倫・浮気

不倫や浮気をされた方は、あなたへの印象はガラリと変わってしまいます。

一人の異性として見れなくなるだけでなく、「気持ち悪い」という感情すら芽生えさせるんですよね。

一緒にいることが生理的に無理と言われても仕方がないほどの出来事なのです。

不倫や浮気はもちろんですが、疑われる行動をしていないかも振り返ってみてください。

価値観の違い

夫婦であっても、もとをたどれば他人ですから価値観は違うものです。

しかし、「これだけはどうしても許せない」と感じてしまう行動や考え方が存在するのもまた事実でしょう。

普段からコミュニケーションをよく取れている夫婦であれば笑って流せるようなことも、その逆であれば関係にヒビが入るほどの大ごととして捉えてしまうケースもあるのです。

相手から嫌な顔をされた経験や、相手から嫌だと言われたのにやめてないことがないか思い出してみましょう。

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離婚を切り出されたら最初にすべき3つのこと

離婚したいと突然言われたら頭がパニックになってしまいますよね。

けれどもその場の雰囲気に流されてはいけません。

謝った判断をしないために、離婚を切り出されたら最初にすべき3つのことについて解説します。

  1. その場で返事をしない
  2. 自分の気持ちを考える
  3. 相手の言い分を聞く

その場で返事をしない

離婚を切り出されても「なら離婚しよう」「離婚は絶対したくない」などとその場で返事をしてはいけません。

相手が本気かも分かりませんし、なぜ離婚という決断にいたったのか本音を聞いてませんよね。

ムキになっているあなたから出る言葉が本心でないこともあるのです。

ですからその場で返答はせず、大きく深呼吸をしてから「少し考えさせて」と切り返しましょう。

自分の気持ちを考える

まとまった時間を作って、自分が今後どうしたいのか考えてみるといいでしょう。

離婚したいなら「なぜ離婚したいのか」「離婚してどのような生活を送りたいのか」、離婚したくないなら「なぜ離婚したくないのか」「今までどおりの関係でなくても婚姻生活を維持したいのか」を紙に書いてみるといいですよ。

一番知っているはずの自分でも、分からないことはあるものです。なので、しっかり自分と向き合ってみると本心が徐々に見えてきます。

相手の言い分を聞く

自分の気持ちが固まったら、返事をする前に「なぜ離婚したいのか」を尋ねましょう。

非常に苦しい時間になるでしょうが、理由を知らないままではこれから納得できずに過ごしていくことになるかもしれません。

きちんと向き合って、理由を聞き入れてください。

あなたにひどい言葉をぶつけてくるかもしれませんが、相手も気持ちが高ぶっているだけの可能性もありますので「事実」と「気持ち」だけを汲み取りましょう。

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離婚したくない!離婚を切り出された時の対処法8選

自分の気持ちと相手の気持ちを確かめた上で離婚したくないと結論づけたなら、以下の対処を実行して復縁の足かがりにしてください。

  1. 離婚届にサインしない
  2. 離婚届不受理申出を提出する
  3. 自分の気持ちを伝える
  4. 誠意のある謝罪をする
  5. 自分を変える努力をする
  6. 別居はしない
  7. 復縁を試みる
  8. 円満調停を利用する

離婚届にサインしない

離婚届けにはサインしないようにしましょう。

離婚届を一度受理されてしまうと取り消すこと、復縁することは非常に難しくなってしまいます。

離婚届を突き出されても「今は書けない」と時間を確保するのが良いでしょう。

ただし、もしあなたがモラハラやDV、不倫などを繰り返していた場合は、離婚届にサインしなくても裁判を起こされると離婚へと発展します。

離婚届不受理申出を提出する

役所に出向いて離婚届不受理申出書を提出するというやり方もあります。

離婚届不受理申出とは

離婚の合意がないままに、配偶者の一方が勝手に離婚届を提出するのを防ぐ制度

離婚届の配偶者の署名欄に勝手に署名したり、押印したりする行為は犯罪です。

しかし、もし仮に偽造された離婚届を提出され受理されてしまったら、形式的にも離婚が成立してしまいます。

離婚届受理後に離婚を無効にするためには「協議離婚無効確認の調停申立」など裁判所を経た手続きが必要になり、時間も労力も奪われてしまうことになるのです。

離婚届不受理申出書は夜間や休日でも受け付けてくれますので「離婚しない」と決心したら早めに提出しておきましょう。

離婚届不受理申出に記載する情報

  1. あなたと配偶者の氏名、生年月日、住所および本籍
  2. あなたの署名押印
  3. あなたの連絡先

提出時には免許証などの本人確認書類が必要です。

なお離婚届不受理申出が不要になったときには、書類1枚と本人確認書類だけで取り下げできますのでご安心ください。

自分の気持ちを伝える

離婚したくないという自分の気持ちを素直に伝えることは忘れないでください。

イヤな顔をされるかもしれませんが、ここはグッとこらえるポイントです。

離婚したくないという言葉と、なぜ離婚したくないのかを素直に伝えましょう。

「言わなくても伝わる」ことに期待してはいけません。

言わなくても伝わるなら離婚の危機には陥っていないはずです。

誠意のある謝罪する

離婚したい理由があなたへの不満であったなら、謝罪して反省する必要があります。

あなたが変わらなければパートナーの不満が消えることはなく、つまり離婚したいという意思は揺るがないためです。

離婚を回避するためには、まず相手が何に不満を抱き、何を我慢しているのか知らなくてはなりません。

その上できちんと謝罪しましょう。

このとき「ならその時に言ってくれれば」「そんな細かいことで」などと反論しては火に油をそそぐばかりです。

最後まで相手の話を聞き、そのあとに謝罪し今後どうするかの話し合いを行ってください。

ところで、誠意ある謝罪とは何度も謝ることではありません。口頭だけではなく行動が伴う謝罪のことです。

  • 誓約書を作って自宅のリビングに置いておく
  • 相手の不満の原因となるものに触らない
  • 不倫が原因なら不倫相手に別れを告げて連絡先をすべて消す

上記のように、あなたの覚悟が伝わる謝罪は、誠意ある謝罪として受け止められやすいです。

自分を変える努力をする

相手が不満に感じていることを無くす努力をしましょう。

話し合いの中で不満を感じている点を洗い出し「今後は○のように行動していく」とふたりで決めてください。

相手に宣言しておけば自分の変化が「あの時に宣言したことを実行している」と伝わりやすいためです。

なお「あなたが変わっても離婚したい」と言われても、めげずに貫き通しましょう。

なおパートナーとの関係性はマイナスからのリスタートと考えてください。

なぜなら相手はもうあなたを「伴侶」だと思っておらず、離婚したいほど心が離れてしまっているからです。

それでも以前と同じような関係を望むなら、あなたが変わらなければなりません。

でなければ以前と同じ過程を経て再び離婚を言い渡されてしまうでしょう。あなたの変化なくして関係の修復はありえないのです。

これまでの自分の行動や考え方を変えるのはとても大変なことですが、パートナーの信頼を取り戻すためにも努力してみましょう。

別居はしない

双方が納得しなくても、法律上の離婚原因を満たせば裁判を起こされると離婚せざるを得なくなります。

法廷離婚事由の1つが「婚姻を継続し難い重大な事由」であり、5年以上に及ぶ長期の別居がこれにあたるケースがあるのです。

ですから離婚したくない場合は、いきなりの別居はあまりおすすめはしていません。

少なくとも自分から自宅を出ることはやめておきましょう。

復縁を試みる

離婚したくないという気持ちが強いなら、復縁を試みましょう。

上述した「自分の気持ちを伝える」「自分を変える努力をする」ことも復縁のきっかけになりますが、その他に

  • 2人で話し合う時間を多く取る
  • 日頃から感謝の気持ちを伝える
  • 外出時や手紙など伝え方を工夫する

なども効果的です。

「いいと分かっているけどできてなかったこと」を、意識して1つずつトライしてみましょう。

復縁については、夫婦関係修復に必要な心構えと具体的な修復方法にて、より詳細に解説しています。参考にしてみてください。

夫婦関係修復に必要な5つの心構えと具体的な修復方法を5つ徹底解説

続きを見る

円満調停を利用する

円満調停とは

正式には夫婦関係調整調停といい、家庭裁判所の調停委員会を介して夫婦関係を修復するための話し合いをする手続きのこと

円満調停を利用して修復した夫婦も少なくありません。

円満調停にかかる費用は、収入印紙1200円分と切手代、戸籍謄本取得などにかかる細かい雑費のみと家計に優しいもの。

2人だけでは冷静に話し合いができないと感じるなら、円満調停の利用を検討してはいかがでしょうか。

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離婚を切り出した相手の気持ちが変わらない場合

原則的に離婚は双方の合意が必要です。

ですからあなたが離婚を承諾していない間は離婚にはなりません。

それでも相手の気持ちが変わらずにどうしても離婚に向かってしまうなら、下記をご一読の上、ご自身のペースで納得のいくように進めましょう。

  1. 離婚に応じるのはあなたの心の準備が整ってから
  2. 財産分与や養育費について話し合う
  3. 公正証書を作成する

離婚に応じるのはあなたの心の準備が整ってから

相手からの圧力が強く押し切られそうでも、離婚のタイミングは切り出されたあなたが握っています。

なぜなら離婚には双方の合意が必要だからです。

法廷離婚事由に該当せず、あなたが「離婚したくない」と考えている間は、離婚は成立しません。

ですから気持ちの整理がつくまで、じっくり時間をかけて良いのです。

財産分与や養育費について話し合う

相手の離婚したいという気持ちを少しでも受け入れられるようになったら、離婚届を書く前に財産分与や子どもの養育費について話し合うのは良いことです。

相手の言い分を丸呑みする必要はありません。あなたが納得できる範囲で会話を進めて大丈夫です。

具体的な話をしてみると、離婚というものを目の当たりにし、相手の気持ちが変わるケースも無くはありません。

私たちが生きているこの世界で、「夫婦」とはどんな位置づけなのかを改めて知るいい機会になり、悩みがちっぽけに感じることも。

どう転ぶにせよ、お金の話はしっかりしておいて損はないでしょう。

どのように進めていいか分からないよという方は、お気軽にご相談くださいね。

公正証書を作成する

話し合った内容は口頭で済ませず、公正証書にしましょう。

公正証書に財産分与や養育費の支払いについてまとめられていると、もし相手が支払いを怠った場合に裁判を起こすことなく給与などを強制的に差し押さえることが可能です。

強制力がありますから、養育費を分割払いで約束しておきながら、途中から振り込まれなくなるなどのトラブルを防ぐことにもつながります。

離婚の公正証書を作成する流れ

  1. 支払う金額や期間などを夫婦間で決める
  2. 公正役場に公正証書作成を申し込む
  3. 予約日に(元)夫婦で公正役場に赴き、公正証書を作成してもらう
  4. 手数料を支払い、離婚公正証書を受け取る

公正証書作成には実印と印鑑証明、戸籍謄本などが必要です。

内容次第で追加資料が必要になりますので、申し込み時に聞いておきましょう。

また公証人手数料は内容によって増減しますが、およそ数万円を現金で支払います。

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離婚を切り出した相手に応じる場合

離婚を切り出した相手の気持ちをきちんと理解し、自分としても離婚に前向きな決断が出せそうな場合は、正式に離婚を進めることになるでしょう。

しかしいざ離婚するといっても、離婚に関する知見はないはずです。

なので、まず知っておくべき離婚の知識をご用意しました。

離婚の進め方についてはこちら↓

離婚の進め方

離婚調停についてはこちら↓

離婚調停のQ&A

上記にて詳しく解説しておりますので、まずはご覧ください。

しかし、夫婦によって離婚の形はそれぞれでありまったく同じケースは今の今まで存在したことがありません。

赤の他人である2人が夫婦として一つになるということは、難しくもあり尊いものなのです。

離婚するにせよ、結果的に修復に向かうにせよ、二人で前を向いて歩き出したとしても、あなたたちにしか感じることのできない新たな壁にぶつかることでしょう。

そのようなせっかく進みだしたのにつまずいて止まってしまう夫婦を救うべく、私松浦は存在しております。

どんな小さなことでもかまいませんので、気になることがあればいつでもご連絡ください。あなたに合った道標となるべく心を込めて対応させていただきます。

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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

-離婚・修復