この記事で寄り添うお悩み
- 離婚を後悔する理由って何?
- 離婚後に後悔する人の特徴があれば知りたい
- 後悔する前に出来ることがあれば教えてほしい
「もう嫌!離婚したい!」
「でも、離婚して後悔しないかな…」
夫婦とはいえ考え方の異なる二人の人間ですから、離婚したいと衝動的に感じる瞬間はあるものです。
離婚は家族にとっても衝撃的な出来事であり、その後の生活に多大な影響を与えます。
周りの人生を巻き込むほどの大きな決断をすぐにしてしまってよいのでしょうか?
そこで今回は、離婚後に後悔する人の特徴や離婚で後悔する前に試すべきことについて解説いたします。

この記事の著者
離婚を後悔する理由
離婚して後悔する原因の多くは「先のことを考えずに勢いで離婚してしまう」というものです。
離婚した後の生活を想像してみると、よりイメージしやすいでしょう。
離婚を後悔する理由について、厳選した6つをご紹介します。
想像以上に寂しい
帰宅しても「おかえり」と言ってくれる人はいない。家の中で響くのはテレビの音だけ。
これまで毎日顔を合わせてきた相手が突然いなくなるのですから、好き嫌いにかかわらず寂しさを感じてしまうものです。
また、いざという時に頼れる人がいない恐怖も生まれるかもしれません。
寂しさと後悔は隣合わせです。覚えておきましょう。
元夫・元妻の良いところに気づく
離れてはじめて相手の良さが分かる瞬間もあるでしょう。
子どもの頃は親に対して煩わしいと感じていたのに、独立してからそのありがたみを実感できた人もいるのでは。
身近な人ほど良い面が見えづらくなり、反対に嫌な面ばかりを意識してしまいますよね。
離婚してから元配偶者の良さに気付いても、後の祭りです。
良さに気付いた別の人と恋愛したり結婚したりしているかもしれません。
経済的に厳しい
仮に一方が働き、もう一方が家事育児と分担していた場合、働いていなかった方は離婚後に生活が苦しくなる状況が予想されます。
もちろん、お互いが自活できる程度の収入があれば問題は起こりません。
しかし実際には、離婚経験者の多くが生活難で苦しんでいます。
厚生労働省の調査によると、平成17年(2005年)における母子家庭の年収は213万円でした。親子が生きていくには心許ない収入です。
経済的に厳しくなり、元の生活に戻りたいと感じやすくなります。
家事育児と仕事の両立が難しい
子どもを引き取った場合、子どもの年齢によっては育児と仕事の両立が困難になる場合もあるでしょう。
幼い子どもは体調を崩しやすいので、勤務時間に呼び出されるかもしれません。
短時間勤務を願い出たり、シフトを変更してもらったりと職場に負担をかけるケースも予想できます。
親1人で子育てと仕事の両方を受け持つのは想像以上に大変なのです。
子どもに無理をさせる・子どもと会えない
親1人で子どもを育てるのは簡単ではありません。
親の負担も計り知れませんが、子どもの負担も重いものになるでしょう。
住環境や食生活が変わるだけでなく、親子のふれあいの時間が激減してしまいます。
子どもを引き取った親でも、子どもと顔を合わせる時間が減ってしまうものです。
子どもと離れた親はさらに会える時間が短くなります。
週1回1時間や月1回と決められた日にしか会うことができず、子どもの心の中から存在が消えてしまうかもしれません。
配偶者はともかく、子どもとの時間が激減し苦痛を感じる人もいるでしょう。
老後が怖い
老いは誰にでもやってくるものです。
再婚せず1人のまま老後を迎えたら、社会とのつながりがなくなり孤独な人生を過ごすことになるかもしれません。
また健康面でも不安が募ります。通院や介護等で頼れる人が誰もいないのは心細いものですよね。
入院や手術の際には身元保証人を求められますが、いなければ専門の業者に依頼する等の措置が必要です。
老後に配偶者がいないと非常に厄介なのです。
離婚後に後悔する人の特徴
離婚はその後の人生を大きく揺るがす大転換期になります。
離婚して後悔する人の特徴を見て、自分が当てはまるかを確認しておきましょう。
勢いで離婚してしまう人
配偶者の態度や言葉が気に入らないからと、カッとなって離婚を決めてしまう人です。
話し合いの場を持たず離婚届を突きつけてその場の勢いで離婚してしまうと、後悔する元になります。
「やっぱりあの人はとても居心地が良かったのに」
「仕事が決まらないうちから離婚するんじゃなかった」
じっくり考えずに離婚してしまった人は、後悔する確率が圧倒的に高い印象です。
貯金や仕事がない人
先立つものがないうちから離婚してしまい、経済的に追い詰められる人です。
頼れる親類等がいない場合は離婚後の居場所もなく、非常に心細い思いをするでしょう。
少なくとも引越し費用と数ヶ月先の生活費だけでも貯金してから離婚を検討すべきです。
離婚後の生活を想像しシミュレーションできていない状態だと、ほぼ間違いなく後悔するでしょう。
子どもの気持ちを考えずに離婚を決める人
親の離婚は子どもにとっても一大事です。
子どもの気持ちを全く考えないまま親権を決めて離婚してしまうと、後から恨まれるかもしれません。
親同士の問題ですから子どもは関係ないと思われるかもしれませんが、突然「ママ(パパ)とは明日から会えないよ」と通告されたらショックを受けるものです。
また転校が伴う場合は友達との別れを経験しなければならず、深い傷を伴います。
配偶者だけでなく子どもからの信頼を失い後悔するケースは多いです。
離婚後に幸せになる人の特徴
離婚後に後悔するケースとは真逆で、幸せになれる人もいます。
後悔する人の特徴と裏返しになる部分もありますが、あなたの人生ですから把握しておいて損はないでしょう。
時間をかけて離婚すべきか考える人
離婚するべきかどうかや離婚した後の生活をじっくり考え、離婚によるメリット・デメリットを洗い出し、納得の上で決意した人です。
新しい生活のための準備を整えてから離婚を切り出すわけですから、離婚しても落ち着いて行動できますし、経済的な不安もありません。
もちろん不倫やDV等の理由で離婚したいなら、考えている余裕のない方もいるでしょう。
ただ一旦立ち止まり「離婚した方が良いのか?」と自分に問いかけるだけでも、離婚後の幸福度は変わってきます。
経済的に自立している人
自活できる程度の収入がある人なら、少なくとも離婚後に生活費で困りませんよね。
これまで家族のために使っていたお金を配偶者に気兼ねせず自由に使えるようになります。
離婚によって若干寂しさを感じるかもしれませんが、自立できているため新たな出来事への備えができているとも言えるでしょう。
余った時間とお金で心機一転し、今まで触れてこなかった世界へ飛び出せるのです。
経済力があれば、離婚の痛手もさらなる活力へとつなげられます。
配偶者への愛情が全く残っていない人
少しでも愛情が残っているうちに離婚すると後ろ髪を引かれる思いが残ってしまいます。
その点、完全に愛が冷め切っている人なら、後悔よりも自由を手に入れた喜びが勝るでしょう。
一人になれた瞬間に、人生を謳歌でき、毎日が充実するケースが多いです。
夫婦二人ともに愛情がない場合であれば、幸せになれる確率はより高まると言えるでしょう。
離婚しなければよかった!と後悔する前に試すべきこと
離婚して後悔しないためには、「離婚した後の生活」と「結婚生活を続けた場合の生活」の両方を想像してみましょう。
具体的に下記の3つを試してみてください。
離婚後の生活を考えてみる
離婚経験がない場合は少し難しさもありますが、可能な限り「離婚した後の生活」を想像してみると良いでしょう。
- どこに住みますか?
- 頼れる人はいますか?
- 子どもを預ける人や施設はありますか?
- 仕事は何をしていますか?
- ご飯はいつ誰が作りますか?
- 子どもと遊ぶ時間は取れますか?
- 毎月の生活費はいくらになりそうですか?
離婚後の生活を想像して、金銭面や生活面で耐えられないと感じるなら、今は離婚のタイミングではないのかもしれません。
メリット・デメリットを天秤にかける
離婚した時のメリットとデメリットをぜひ書き出してみてください。
離婚によるメリットの一例は「配偶者と顔を合わせずにすむこと」でしょう。
逆にデメリットは「経済的に苦しくなる」「家事をする人がいない」「世間体が悪い」等、人によって様々です。
良い面・悪い面をしっかり天秤にかけた上で、それでも離婚したいのかを冷静に考えてみましょう。
愛情が残っていないか見極める
一欠片も愛情が残っていないのかを見極める必要があります。
「愛情」は時間とともに形を変えるもの。
出会ってから恋愛して結婚したあの頃とは相手への想いも変化して当たり前。いまの相手に対して感じる気持ちの中に「愛情が少しでもあるか」を見つけていきましょう。
最も簡単で適切な方法は、「配偶者との話し合い」です。
今まで我慢してきた時間や自分の気持ちを配偶者に伝えましょう。
配偶者の意見も聞きながら、愛情があるか一つずつ確認していく工程を大切にしてください。
離婚で後悔しそうな場合は復縁の検討を
後悔する前に試すべきことを実践した後に「離婚はちょっと違う...」と感じたら、復縁も検討しましょう。
今は離婚を考えているでしょうが、最も穏便に済ませられるのは、夫婦関係を修復して結婚生活を維持することです。
配偶者と話し合ったり専門家に相談したりして、復縁できないかを探ってみると良いです。
本格的に離婚を考えるのは、復縁にもがいた後でも遅くはありません。
離婚による後悔まとめ
離婚して後悔するケースは非常に多いこともあり、不安に感じる方からたくさんの相談をお受けしています。
離婚すればその後の生活が激変する上に、後悔しても元どおりにはならないためです。
離婚して後悔しないためには、離婚についてじっくり考え、離婚後の障害についても理解した上で決断すべきです。
少しでも後悔が残る可能性のあるうちは、現状維持もしくは復縁する方向も検討しましょう。
大切なのは「あなたや子どもの長期的な幸せ」です。

以上です。
行政書士松浦智昌
行政書士松浦総合法務オフィス