家庭内別居中の男性・女性心理と良好な夫婦関係を取り戻す4つの方法

この記事で寄り添うお悩み

  •  家庭内別居中の男性・女性心理って?
  •  間違った家庭内別居をしてないか確認する事ってある?
  •  家庭内別居後に気持ちのいい生活を取り戻す方法を教えてほしい

ほとんど顔も合わせず、会話もせずに家庭内別居をしている夫婦。

相手に対して嫌な気持ちがあるからこそ仲良くできないとはいえ、不穏な関係を続けるには体力がいるものです。

「相手はどう感じているんだろう?」と悩みながら、何もできずに時間が過ぎている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、家庭内別居をする男性・女性の心理それぞれに焦点を当てて解説していきます。

今まさに家庭内別居中の夫婦が、気持ちのいい生活を取り戻す方法もご紹介します。辛い現状から抜け出したい方は参考にしてください

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

家庭内別居中の男性心理

男性はプライドが高く面倒くさがりな一面があります。

女性側としては旦那の心理を知らないと、家庭内別居を成立させたり家庭内別居を解消して夫婦を元の形に戻したりは、難しいでしょう。

そこで家庭内別居中の男性心理を5つご紹介していきますので、参考にしてみてください。

家庭のことは後回しにしよう

仕事が忙しく余裕のない男性は、家庭の面倒ごとまで頭を回したくないと感じています。

すでに仕事で疲れているからこそ、家に帰って妻との関係に頭を悩ませたくないのです。

男性の多くは、複数のことを同時進行で考えるのが苦手な傾向にあります。

仕事が大変なときに家庭内別居がつらいと感じると、夫婦のためにどうすべきかを考えるよりも、楽な方へと逃げてしまうのが男という生き物。

自ら家庭内別居をどうにかしようとする男性は、そう多くないのです。

妻と言い合いになるのが嫌だ

顔をあわせるたびに険悪なムードになる妻と話をするのが嫌だと感じている男性も多いです。

  • 怒られるのがこわい
  • 言い合いになるのが面倒
  • どうせ無視されるから話すだけ無駄
  • 話をしても聞いてくれないから疲れる

こんなふうに感じているようなら、話をしたくないと思ってしまうのも当然ですよね。

話をかけても建設的でない流れになってしまうなら、家庭内別居から回復するきっかけはどんどん失われてしまいます。

特に育ての母親のしつけが厳しくよく怒られたという過去を持っていると、ガミガミと怒る妻の姿を母と重ねてしまうことも。

怒られることにトラウマを感じている人は、妻からの言葉に嫌悪感をいただいているかもしれません。

相手が謝るまで許したくない

一度意地をはってしまうと折れることができないのが男性の特徴です。

家庭内別居というストレスのかかる関係は嫌になってきたものの、何事もなかったかのように話し始めることもできず、ずっと無口のまま会話のない状態を続けてしまいます。

第三者から見て大人気ないという内容でも、本人にとっては譲れない威厳があるものなんです。

しかし、妻が謝れば許そうとは考えており、妻から頭を下げてくるのを待っているという男性が多くいます。

例え妻にとって理不尽な話でも、子供のような態度をとってしまう旦那がいるのは事実です。

妻との接し方がわからない

仲の良かった過去には戻れず、妻とどう接していいか分からないと感じています。

口論が重なり嫌悪感を抱くと、お互いの存在を無視し始め、相手が何を考えていることが見えなくなる瞬間ってありますよね。

家庭内別居をダラダラと続けてしまう理由は、妻と言い合いにならない会話の仕方を見失っているからかもしれません。

なるようになればいい

妻とギクシャクした関係に嫌気はさしているものの、自ら動いて関係を改善するのが面倒くさく、なるようになれば良いと思っています。

特に熟年夫婦なら、今の関係を崩すほうが辛いと考えていることも。

また、そもそも夫婦仲が悪い状態だとは考えておらず、時間が解消する喧嘩程度だととらえている楽観的なケースもあったりします。

妻の気持ちには無頓着で、自分の生活がなんとなくうまくいっていればオールOKと捉えてしまうタイプに多いです。

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家庭内別居中の女性心理

家庭内別居中の女性心理についてもみていきましょう。

男性心理との違いを確認しながら見ていくと、相手の気持ちに気づくきっかけにもなりますよ。

ひとりになりたい

もともと自分ひとりでいるのが好きなタイプは、常に旦那と一緒な環境にいるのがつらいと感じています。

子供の世話をしていると、自分が「妻や母親以外の人」としていられる場面が少なくなり、自由な時間を欲するものです。

  • 自分の部屋に入ってこないで欲しい
  • 干渉されたくない
  • ほっておいて

このように言われたり雰囲気を感じたら、心身ともに疲れきっている可能性があります。

妻や母である前に、一人の人間であることを忘れずに接してもらいたいと思っているかもしれません。

生理的に受け付けない

何かの拍子に、旦那について「生理的に受け付けない」と思い始めてしまった可能性があります。

よくある例としては、妊娠や出産でホルモンバランスが変わり、旦那を受け付けられなくなるというパターンです。

他にも、旦那の不倫が発覚して以来、旦那が気持ち悪く思えるようになったという女性の声は珍しくありません。

生理的に受け付けないというレベルになると、旦那の匂いや生活した後を見るだけで嫌悪感を抱くようになるため、一緒に生活していくのは難しいでしょう。

頭で考えてどうにかできる話ではなく、放置をしておけば改善するわけでもない問題なので、落としどころを自分たちで決めていく必要があります。

害がないならそれでいい

とにかく穏便に暮らしたいと感じている女性は少なくありません。

言い合いをするにも体力がいりますし、毎日頑張っている家事に文句を言われたくないものです。

喧嘩をしても、言いたいことはたくさんあるのに女性が我慢して折れるケースも多いですよね。

せっかく家庭内別居をしたのだから、害のないラクな時間を過ごしたいと考えています。

子供にだけは迷惑をかけたくない

やはり子供について一番考えているのは女性の方です。

親の都合で家の雰囲気を悪くしてしまった状況に、とても大きな罪悪感を感じています。

子供から「全然大丈夫だよ!」という声を掛けられると、余計に申し訳ない気持ちになり涙が流れてしまう場合も。

自分達のことより「子供を何とかしないと」という気持ちが一層強くなっており、男性の想いとより乖離するポイントとも言えます。

本当は良い関係に戻りたい

良い関係に戻りたいと思いつつも、どうすれば旦那が怒らずもとに戻ってくれるのかがわからないでいるというパターンも多いです。

自分が謝ってしまえば済む話なのかという考えがよぎりながらも、旦那が話を聞いてくれなかったらどうしようと悩んでいるかもしれません。

また、女性にもプライドがあるので、明らかに旦那が悪いことに対して頭を下げる気はない、と考えている場合も。

どちらかが先に頭を下げるまで冷戦が続く可能性があります。

自分の非を認める力が夫婦両方にないという場合には、家庭内別居が長引くかもしれません。

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改善可能?家庭内別居中の確認事項

どちらか一方だけが改善したいと考えていても、いったん家庭内別居が始まってしまうと、より関係が崩れてしまうケースは多々あります。

改善が可能な夫婦の特徴は、下記のとおりです。

  • 必要な会話はしている
  • 作った食事を食べている
  • 子供に関する相談はいつでも聞いてくれる

本当に相手の必要性を感じていないなら、相手の存在を本格的に無視するはずです。

理由は何であれ、必要に応じて会話ができるのであれば、改善できる可能性はあります。

会話さえできれば、よいコミュニケーションを続けることで好転させられるかもしれません。

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家庭内別居後に気持ちのいい生活を取り戻す方法

家庭内別居中の男性と女性それぞれの心理の傾向をおさえたところで、気持ちのいい生活を取り戻す方法も実践していきましょう。

家庭内とはいえ1度別居をするわけですから、その経験を活かして相手の心理状態に合わせた対策が効果的です。

夫婦問題全般に共通する方法については、夫婦関係修復のやり方6つと絶対にやってはいけないことを参考にしてください。

それでは1つずつ解説していきます。

取り戻す理由を明確にする

まずは自分と向き合い、気持ちのいい生活を取り戻したい理由は何のかを自問自答してみましょう。

どちらかが不倫をした、子供の教育方針が違う、仕事が忙しくてレスになったなど、家庭内別居になったきっかけを思い出してみてください。

そして、そこにどんな感情があったのかも見つめてみると良いでしょう。本当は寂しかったのか、考え方の違いに腹が立ってしまったのか、相手の態度にイラつきを覚えたのか…

1度、家庭内別居という形で距離を置いたからこそ、気づける想いがあるはずです。

その上でどうしてパートナーともう一度仲良くなりたいのか、見栄やエゴを忘れて素直な気持ちになって考えてみましょう。

相手の嫌なことを理解する

相手が何を嫌だと思っているのか、じっくりと話を聞き理解するようにしましょう。

どうして家庭内別居という結果になってしまったのか、相手がこちらに求めている対応は何なのか、どこに不満があるのかを明確にしてみてください。

あなたが相手に耳を傾ける姿勢を見せたとき、相手が話をしようとしてくれるならとても良いサインです。

まだ相手も諦め切っているわけではなく、寄り添おうとしているのでしょう。

また、いったん自分の立場は置いておいて話を聞くことだけに専念すると、相手も心を開きやすくなります。

ここで言い合いになってしまえば、相手も心を閉ざしてしまうかもしれません。

感情的にならず、お互いの言葉で本音を伝えることを意識してみてください。

お互いがバランスよく先に折れる

お互いがバランスよく折れる姿勢が大切です。

喧嘩や意見の食い違いのたびに、どちらか一方だけが謝れば、表向きは平穏な家庭が保たれるでしょう。

しかし、謝る側は毎回我慢することになりストレスが溜まっていきます。

すると「相手と話したくない」「ひとりになりたい」という感情が芽生えてしまい、家庭内別居が続いたり離婚へと発展したりするのです。

自分には本当に非がないのかをお互い真剣に考えることは、気持ちのいい生活を取り戻す一歩になります。

二人ともがひとりになれる時間を設ける

日頃から、ひとりで考えたり冷静になれるタイミングをもったりする時間は、心を健康に保つために必要です。

何かあってからひとりになるのと、何かある前に許されてひとりになるのとでは、自分の気持ちを確かめるにも相手の気持ちを考えるにもまったく状況が異なります。

余裕のあるひとり時間は、ひとりの気軽さを感じる一方で相手の大切さに気づける機会にもなるのです。

夫婦でいることが「いかに苦じゃないか」を感じさせる仕掛けをしていきましょう。

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家庭内別居中の男性・女性心理がどうしても分からない場合

家庭内別居中の男性と女性の心理をご紹介してきました。

とはいえ、夫婦それぞれ想いや状況は必ずしも同じではありません。二人で一緒に歩んできた歴史が大きく影響するものです。

よくある男性・女性の心理を把握した上で、

  • 相手が何を感じているのかがどうしても分からない
  • 自分一人だと、相手に寄り添う方法が見つからない
  • 我が家の場合は関係を改善できるのか教えてほしい

このようにお考えでしたら、いつでも当オフィスまでご相談ください。

15年もの間、多くの家庭内別居中の夫婦をみてきた経験から、あなたたちに合った的確なアドバイスをさせていただきます。

以上です。

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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

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