モラハラ夫の弱点5つと今日からできるモラハラ夫への上手な対応

この記事で寄り添うお悩み

  • モラハラ夫の弱点って?
  • 弱点を突けば夫のモラハラは治まるの?
  • モラハラ夫の弱点に合った対応を教えてほしい

「モラハラ夫からいつも馬鹿にされる」
「夫のモラハラを軽減する方法はないの?」

モラハラ夫の弱点を知る機会がなく、受け身で過ごしてしまっている女性は非常に多いです。

実を言うと、モラハラ夫は多くの弱みを抱えています。

そこで今回は、モラハラ夫の弱点と弱点を意識した上手な対応について解説します。

「モラハラに対して受け身な自分を変えたい」「モラハラ夫と対等な立場で過ごしたい」とお考えでしたら、ぜひ最後までお読みください。

この記事の著者

行政書士松浦智昌

行政書士松浦総合法務オフィス

モラハラ夫の弱点5つ

モラハラ夫は、過剰なコンプレックスを持っていたり自尊心が低かったりするものです。

自分の価値を他者評価に求めるがゆえに周囲の目線が気になり、弱者を作り出していじめることで自分には価値があると思い込んでいます。

つまり、モラハラ夫は「自尊心の低さ」や「他者評価を重要視する点」に特徴があると言えるでしょう。

モラハラ夫の特徴をふまえた弱点は以下の5つです。

無関心

モラハラとは、相手の言動に対して嫌味や暴言を繰り返し精神的に虐待する行為です。

裏を返せば、相手が何もしなければモラハラはできません。

モラハラ発言が起きそうなタイミングで無関心でいると、モラハラ夫は何も言い返せず不発に終わります。

ただし一切反応しないと「敵対する行為」と受け取られモラハラを引き出す恐れがあります。

「なるほど」「そうなんだ」とモラハラに効く言葉を使って受け流しましょう。

世間体

モラハラ夫は周囲からの目を気にする傾向があります。

世間体が悪くなったり悪い噂を立てられたりすると人一倍反応するのです。

家ではモラハラ夫なのに、外では異常に態度が良いと感じた経験はありませんか?

モラハラは、幼少期に「良い子の振舞いを強要された」ことが原因の一つと考えられています。

「良い子」とは、大人にとって都合の良い子、扱いやすい子を指すもの。

大人から求められるばかりの子どもは、子どもらしく生きる機会を奪われてしまいます。

小さい頃からずっと周囲の評価を気にしてきたため、成人後も世間体を強く意識しているのです。

自分より上の立場の人

上司や両親、義両親のように、モラハラ夫が「自分より立場が上」と認識している人には強く出られません。

モラハラ夫は自己評価が低く、周囲の影響を受けやすい傾向があります。

自分より立場が上だと判断した人の言葉には、反論したり無視したりができません。

自分より弱い立場の人には容赦しませんが、権威性を感じる人の前では従順になるのです。

物理的な距離

モラハラ夫は、独りぼっちにされるのではないかと恐れています。

彼らにしてみれば周囲からの評価で自分の価値が決まるので、比較対象がいないと不安になってしまうのです。

モラハラ夫が無能と判断した人や弱い人を攻撃することで、かろうじて自尊心を保っているのが実態。

なので、物理的に距離を置かれてしまうのを非常に怖がっています。

離婚や別居

習慣的にいじめている妻と離婚・別居すると、攻撃できる相手がいなくなり精神面で不安定に陥ります。

また離婚や別居した事実から、世間体が悪くなる状況にも不安を感じています。

「奥さんが出て行ったらしいよと噂される」のを極度に恐れているのです。

そのため毎日侮蔑を繰り返すにもかかわらず、妻との離婚に応じないケースも少なからず見受けられます。

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弱点を突けば夫のモラハラは治まる?

この記事をご覧の方は、モラハラしない夫を求めているはずです。

弱点を突けば夫のモラハラは治るのでしょうか?

残念ながら、モラハラが治る見込みは低いとされています。

モラハラが治りにくい理由

モラハラが完治しにくい原因は大きく2つ考えられます。

本人がモラハラを自覚しにくい

モラハラ夫には妻を虐待しているという感覚はありません。

むしろ「良い妻になるよう教育している」とすら考えている節があります。

そのためモラハラを繰り返していると指摘したところで本気にしないのです。

モラハラの自覚が全くないため、治そうともしません。

治療が難しい障害を抱えている可能性が高い

自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)とは、他人を見下し自分が上だと思うことでしか自尊心を保てない病気を指します。

自己愛性人格障害は遺伝子(先天性)と環境要因(後天性)の両面が発症に関わっている可能性があり、いまだ治療法は確立されていません。

原因が根深く、治療は極めて困難なのです。

モラハラの治療が受けられる医療機関

モラハラを治すのは難しいですが、絶対にできないとも決まっていません。

努力の積み重ねにより、モラハラを克服できる可能性も大いにあります。

モラハラの治療ができるのは、心療内科やメンタルクリニック、精神科です。

ただしモラハラ夫にモラハラの自覚はありません。「モラハラだから治療を受けて」と正直に懇願しても病院に足を運ぶことはないでしょう。

まずは、モラハラ被害者の妻が受診するところから始めましょう。ズタズタにされた心を治し、モラハラの被害から自分を守ります。

その上で付き添いと言いくるめてモラハラ夫を連れていき治療を開始する、という流れがおすすめです。

「いきなり病院はちょっと…」とお考えでしたら、カウンセリングを受けてはいかがでしょうか?

「私はモラハラを受けていると実感」するだけでも、今後の取るべき行動が見えてきますよ。

重要なのは本人の危機感

モラハラは、「本人の強い意志」と「長期的な治療」によって治る可能性はあります。

しかし完治する可能性は低いと言われていますし、何より本人がモラハラだと気づかないことには治療を始められません。

モラハラが治るまえに、妻の心の傷が広がってしまい取り返しのつかない状態になる可能性も十分考えられます。

あなた自身の心が壊れてしまうのは絶対に避けねばなりませんので、余裕がなくなる前に専門家に相談してください。

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モラハラ夫の弱点を意識した上手な対応5選

モラハラ夫の弱点を詳しく解説してきました。

弱点を逆手にとって、モラハラ夫への上手な対応ができるようになっていきましょう。

相手にしない

何を言われても、相手にしない姿勢を貫いてみてください。

肯定も否定もしなければ、モラハラするチャンスは生まれません。

また「AかBどっちが良いと思う?」のような選択型の質問には「さあ」「あなたはどう思うの?」とやり過ごしましょう。

AでもBでも選択してしまうとモラハラが始まりますので、受け流すことが一番です。

反論し続ける

モラハラ夫は「妻は自分より立場が下」「妻は自分より弱い者」「だから妻には攻撃しても良い」と考えています。

妻は立場が上なので「攻撃してはいけない存在」と考えを改めさせれば、少なくともあなたがモラハラを受ける機会は激減するでしょう。

有効的なのが「反論」です。

ひたすら反論すれば「反論してくる=妻は強い立場の人間なのかも」と思考が変わる可能性があります。

少し反論するだけでは火に油を注ぐだけですので、やりすぎと感じるくらい徹底的に反論してみてください。

ただし暴言だけでなく暴力もふるう夫の場合、反論すると逆上するかもしれませんので慎重に見極めましょう。

モラハラの証拠を集めて義両親や両親に相談する

モラハラ夫が自分より上だと認めている人に対して、モラハラを訴え態度を改めてもらうよう説得してもらいましょう。

モラハラ夫は外面が良いため「あの人がモラハラなんて」と聞いてもらえない可能性が高いので、録音や録画、メモ等の証拠を集めてください。

誰もが理解できる事実を揃えて、モラハラ夫に進言してもらいましょう。

なお1回や2回の注意では改善しないでしょうから、進捗状況の報告と称して定期的にモラハラを相談するのがおすすめです。

離婚や別居を口にする

孤独を何よりも怖がるモラハラ夫は、離婚や別居をほのめかされるととたんに萎縮します。

突然掌を返したように大人しくなったり、恋人だった頃のように優しくなったりするケースもあるあるです。

しかし時が過ぎ、離婚・別居しないと分かると元に戻ってしまいます。

行動に移さないと判断すると使えなくなる手段です。使い所にはくれぐれもご注意ください。

実際に離婚や別居に踏み切る

最終手段は、離婚や別居に踏み切ることです。

あくまで最終ですが、想定はしておく必要があるでしょう。

物理的な距離ができれば、モラハラ夫は虐待できなくなりあなたは被害を受けずに済みます。

そもそも夫婦だからと言う理由で、モラハラに耐える必要などないのです。

モラハラを受け続けるとあなた自身も深刻なダメージを負いますから、比較的傷の浅いうちに心の準備はしておきましょう。

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モラハラ夫の弱点まとめ

モラハラ夫は、強気である一方で多くの弱点を抱えています。

しっかり弱点を突けば、あなたが被害を受ける頻度は徐々に減っていく可能性があります。

ただしモラハラ自体がなくなるわけではありません。

モラハラを治すには本人がモラハラを認識するところからスタートしなければならず、治療期間も長期に及びます。

モラハラ被害者であるあなたが、加害者であるモラハラ夫を支え続ける必要はありません。

あなたが限界を感じる前に、早め早めの対応を講じていきましょう。

モラハラ夫の弱点は分かったけど、一人で対応できる気がしないという方は、いつでもご相談ください。あなたに合った進め方を見つけるお手伝いをさせていただきます。

以上です。

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  • この記事を書いた人

松浦智昌(マツウラトモアツ)

当サイトでは、夫婦関係で悩むあなたが「孤独を感じない」ように導いていきます。私、松浦が、年間1,000件を超える面談実績から、法律論のみでジャッジしない、カウンセリング、コーチングを織り交ぜた相談対応をすべて自身で実施。夫婦相談をする傍ら、企業役員から芸能人のコーチングコンサルティングも多数進行。趣味は哲学と”使える”心理学の探求。LGBTに関する書籍やコラムも執筆。

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